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世界で認められるトップギタリスト布袋寅泰が12月6日にニュー・アルバムをリリースする。今年の1月にRIP SLYMEと、8月にブライアン・セッツァーとの競演を果たしてきた“コラボレーション・シリーズ”をまとめたものがこのアルバム『SOUL SESSIONS』。他の共演アーティストが、井上陽水、Char、土屋アンナ、デヴィッド・サンボーン・・・というように国籍や世代・ジャンルという壁を越えてのセッションは、布袋がアーティストとしてさらなる“進化”を求めているように思われる。
布袋に限らず、近年増えてきている“コラボ”。昨年は、GLAY×EXILE、m-flo×和田アキ子などビッグ・アーティスト同士のセッションが話題になったし、SMAPのアルバムでは香取慎吾と倖田來未のデュエットも実現した。
また、テレビ番組『僕らの音楽』(フジテレビ系)では、毎回異ジャンルのアーティスト同士であったり、俳優・お笑い芸人・作家など様々な異職種の人たちとアーティストとの、珍しいコラボも見ることができ人気を呼んでいる。そして海外でも、グラミー賞の常連的存在であるトニー・ベネットが、ポール・マッカートニーやビリー・ジョエルなど超豪華なゲスト陣を迎えてのセッション・アルバム『デュエッツ:アメリカンクラシック』を10月18日にリリースした。
なぜ今コラボが増えてきているのだろうか?
“featuring”という言葉によってアーティストがつながれるケースは90年代にクローズアップされた。特に1994年の小沢健二featuringスチャダラパーの『今夜はブギー・バック』、EAST END×YURIの『DA.YO.NE』のヒットによりコラボの知名度は飛躍的に上がった。また、R&BやHIP-HOPのアーティストはこのジャンル内での交流が盛んで、お互いを“リスペクト”するという形で積極的にコラボしている。
コラボレーションとは、お互いが自分の世界観を持ち寄り、1+1=2以上の効果を生み出すことを目的とし、それが最大の魅力となっている。セッションしたことが刺激となり、今まで自分では気がつかなかった自分の中の引き出しを発見し、幅が広がる可能性もある。加えて話題性も高く、双方のアーティストのファンを取り込めるのもメリットだ。
そして、今回の布袋のアルバムのように、ジャズ・フュージョン界からのデイヴィッド・サンボーン、クラシック界からの葉加瀬太郎といった、ジャンル的にはこれまで「敷居が高いな」と感じていたリスナーにとっても、ジャズやクラシックのエッセンスを垣間見ることができる最良のきっかけとなるだろう。布袋自身「生ぬるいコラボじゃない」と語っているように、それぞれのジャンルを背負っての“ガチンコ”セッションは新しい音楽的刺激を我々に与えてくれる。
21世紀になった今求められているのは、今までになかったそうした新しい刺激であり、加えてリスナーを満足させる高いクオリティのものだ。コラボはそういった時代を反映したものであり、今後ますます活発化することでミュージック・シーンをいっそう豊かにしていくことだろう。
情報 ヤフーニュース
コラボ一杯ですね。