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期待値、視聴率ともに高かったのがフジ系の「Ｄｒ．コトー診療所２００６」と「僕の歩く道」。それぞれ主人公の吉岡秀隆（３６）、草なぎ剛（３２）の安定感と見応えあるストーリーで、幅広い世代の支持を得た。
ヒロインもので高視聴率を取ったのが、長澤まさみ（１９）の「セーラー服と機関銃」。放送前の期待値は、３０代男性が「Ｄｒ．コトー」に次ぐ２位（５３．７）、４０代男性では、何と１位（５８．３）。長澤は期待に違わぬ好演だった。
「組長として舎弟を率いる母であり、地味な娘であり、女のいろんな面を演じる難しい役どころにもかかわらず、かわいさも出してがんばってると思う。映画（薬師丸ひろ子主演）のリメーク版だが、メガネっ娘でフェチ心を刺激するダメッ子ぶりや、現代的な味付けで、視聴率がとれている」（小泉氏）
原作マンガが１３００万部を超え、ドジなピアニスト志望の音大生を上野樹里（２０）が演じる「のだめカンタービレ」も評価が高い。
「だれもが納得するほどに原作に忠実で、役にハマっている。唇の形からダラダラした演技まで、本人も本当に『のだめ』になりきれていることが視聴者にもよく分かる。当たり役といえる」（小泉氏）
一方、期待値では３位だったのに、初回視聴率が１ケタ、と振るわなかったのが内山理名（２４）主演の「嫌われ松子の一生」。ただ、第２回で１０．１％と視聴率を上げ、映画版の中谷美紀（３０）よりハードなソープ嬢の場面なども熱演。「濃厚シーンへの期待とともに、回を重ねて右肩上がりのパターン」（テレビ誌編集者）の声も。４０代男性の期待値では、３位（５０．８）に登場している。
小泉氏も、「ドラマ版のテーマは偽善者だと思うが、ぴったり合っている。本人の華のなさが結果的に、尽くす役にすんなりハマっている」と内山に期待を寄せる。
過去、何度も“連ドラ女王”の座を占めてきた松たか子（２９）。今回は、「役者魂！」で、藤田まこと（７３）演じる“大御所俳優”のマネジャー役と格闘中だ。
「孤児でマネジャーという役は、実生活では梨園の娘として正反対の境遇で育った松だからこそのギャップがおもしろい。他の女優だとミジメったらしくなっただろう。キャスティングもストーリーも通好み」（小泉氏）
連ドラといえば、藤原紀香（３５）を忘れちゃいけない。紀香がダメ男を渡り歩くラブコメ「だめんず・うぉ～か～」も期待値では、ベスト１０入りしている。
「負け犬の役に挑戦しているが、どう考えても“いい女”なわけでスキがなく、逆に寂しい感じがしてしまう」（小泉氏）
持って生まれた華が災いすることもあるから、連ドラのヒロインは難しい。
連ドラ女王には、まだまだ若いが、「１４才の母」では、子役出身の志田未来（１３）が芸達者なところを見せ、４０代男性の期待値では４位（４９．３）の支持。
「妊娠する中学生の役といえば、杉田かおるだよ」なんて、言ってるとオフィスで完全に化石扱いされますよ。
■秋の新連続ドラマの放送前・期待度と初回視聴率
ドラマ名 期待値 初回視聴率
〔１〕Ｄｒ．コトー診療所２００６（フジ系） ６０．８ ２３．２％
〔２〕僕の歩く道（フジ系） ５７．８ １９．３％
〔３〕嫌われ松子の一生（ＴＢＳ系） ５５．９ ８．８％
〔４〕セーラー服と機関銃（ＴＢＳ系） ５３．４ １７．３％
〔４〕１４才の母（日テレ系） ５３．４ １９．７％
〔６〕のだめカンタービレ（フジ系） ５３．０ １８．２％
〔７〕たったひとつの恋（日テレ系） ４９．２ １２．８％
〔８〕役者魂！（フジ系） ４７．７ １１．４％
〔９〕相棒 シーズンＶ（テレ朝系） ４５．７ １５．５％
〔１０〕だめんず・うぉ～か～（テレ朝系） ４５．５ １０．３％
【注】期待値は９月２８日～１０月２日、オリコン調べ。１００点満点。視聴率は、ビデオリサーチ、関東地区調べ。
■３０代男性の放送前・期待度
〔１〕Ｄｒ．コトー診療所２００６（フジ系）
〔２〕セーラー服と機関銃（ＴＢＳ系）
〔３〕嫌われ松子の一生（ＴＢＳ系）
〔４〕僕の歩く道（フジ系）
〔５〕役者魂！（フジ系）
■４０代男性の放送前・期待度
〔１〕セーラー服と機関銃（ＴＢＳ系）
〔２〕Ｄｒ．コトー診療所２００６（フジ系）
〔３〕嫌われ松子の一生（ＴＢＳ系）
〔４〕１４才の母（日テレ系）
〔５〕僕の歩く道（フジ系）
【注】「放送前・期待度ランキング」は、オリコンが、関東と関西の中高生、２０～４０代の男女、計１０００人を対象にインターネット調査した結果。
情報 ヤﾌｰニュース
いいドラマが多いですね。どれも見たいのですが・・・・